あちこち散歩 写真日記

毎日写真を撮りながら散歩してます。ご近所の散歩に加え、遠出した時の写真日記もたまにあります。風景写真や花(どちらかというと園芸植物でなく野草)の写真が中心です。

昨日のブログの続きです。
昨日のブログの最後は「桧枝岐村ともお別れです」と締めましたが、村内でもう一か所だけ、ほんの少し立ち寄ったところがあります。
国道352を走っていると「中土合山展望台」という看板が目に入ったので、駐車場に入りました。しかし、2~30分ぐらい山を上らなくてはいけないようだったので諦めました。何せ昨日書いた通りサンダル履きだったし、時間もなかったので。
とりあえず、駐車場から撮った印南川です。
IMG_0902中土合公園入口
ちなみに展望台に上がると、このような眺望らしいです。
スクリーンショット 2025-07-16 102117

さて、桧枝岐村を出ると次は南会津町です。
屏風岩です。
IMG_0904屏風岩
ここにも短めの遊歩道がありましたが、歩かず、この屏風岩だけ見て戻りました。

最後に立ち寄ったのは、南会津町の前沢という所にある、前沢曲家集落です。ここは安土桃山時代の落ち武者の村だそうです。安土桃山時代の建物はもちろん残っていませんが、明治時代に建てられた曲家がそのまま残されています。会津の「大内宿」のようなものですが、普通に村人が生活している住宅で、「大内宿」のように観光地化されたものでなく、お店などはありません。中を見学できるのも「資料館」の一軒だけです。
資料館↓
IMG_0938前沢曲家集落
IMG_0966前沢曲家集落
曲家とは、写真でわかる通りL字型になった家で、母屋に厩がくっついたものです。つまり、家畜と一緒に暮らしていたわけです。雪深い場所なので、外の馬小屋で飼うのは忍びないという、馬に対する愛情なのでしょう。
資料館内部です。熊の毛皮が敷いてありました。
IMG_0941前沢曲家集落
IMG_0943前沢曲家集落
IMG_0945前沢曲家集落

こちらが一般の方が住んでいる家々です。
IMG_0947前沢曲家集落
IMG_0949前沢曲家集落
IMG_0950前沢曲家集落
こちらは茅葺屋根葺き替え中
IMG_0952前沢曲家集落

集落の最奥部にある鹿島神社から流れる湧水の水路は、今も生活用水として使われています。
IMG_0951前沢曲家集落

俯瞰できる場所を探したのですが、残念ながらそのような場所は見当たりませんでした。
パンフレットの写真です。ドローンで撮ったのでしょうか。
スクリーンショット 2025-07-15 102232

最後になかなか良いものを見せていただきました。
これで本当に家路につきました。
土曜日でしたが、東北自動車道、首都高ともに渋滞が全くありませんでした。

インスタに最近撮った写真や昔撮った写真を投稿しています。
風景写真です。
よかったら見てください。

一昨日書いた通り、先週の土曜日に尾瀬に行ったわけですが、足の指が痛くてあまり歩き回らず戻りました。爪が紫色になっていたものの、どうも靴の締め付けが悪かったのか、車に戻ってサンダルに履き替えると全く痛みは消えました。不思議なことに患部を強く押してみても痛くありません。
とにもかくにも、そんなわけで2時前に帰路につきました。でも、せっかくこんなに遠くに来たわけだし、滅多に来るところでもないので、途中、目についた観光スポットに寄りながら帰りました。
国道352号線を少し行くと「ミニ尾瀬公園」があります。
IMG_0821ミニ尾瀬公園
かなり大きな駐車場です。車を降り、国道を渡り、国道と並行している伊南川を渡ったところに公園はあります。
伊南川↓
IMG_0822伊南川
公園は、伊南川の隣を流れる小川に沿って高山植物が植えられ、尾瀬の自然を感じられるように造られています。
IMG_0827ミニ尾瀬公園
IMG_0840
IMG_0863ニッコウキスゲ
大江湿原では見られなかった池塘も造られていいました。
IMG_0852

この日咲いていた花です。
入口のロックガーデンにたくさん咲いていたのはキリンソウです。
IMG_0828キリンソウ

隣にはタチジャコウソウ。イブキジャコウソウはよく見ますが、タチジャコウソウは「初めまして」です。
IMG_0830タチジャコウソウIMG_0881タチジャコウソウ

さらにその近くで、ひっそり目立たずに咲いていたのはホソバヒナウスユキソウ。
IMG_0886ホソバフナウスユキソウ

チングルマ。既に実になっています。この姿はなり始めだと思います。
IMG_0871チングルマの実
IMG_0872チングルマの実 草でなく木
熟してくると赤味を帯びてくるようです。こちらは昔、木曽駒ケ岳で撮った写真です。
7月チングルマ(種)(木曾駒ケ岳)
ちなみに、こちらは昔尾瀬ヶ原で撮った花の写真です。
6月チングルマ(尾瀬)
今回知ったのですが、チングルマは草でなく木らしいですね。

ハハコグサ
IMG_0833ハハコグサ

コマクサ
IMG_0835コマクサ

キンロバイ
IMG_0837キンロバイ

ヨツバヒヨドリ
IMG_0855ヨツバヒヨドリ

ギボウシ
IMG_0848ギボウウシ

オカトラノオ
IMG_0847オカトラノオ

クガイソウ
IMG_0850クガイソウ

ヤナギラン
IMG_0857ヤナギラン

さきほどの池塘に咲いていたコウホネ。
IMG_0853コウホネ(河骨)

セリの仲間は良く見分けられません。ドクゼリでしょうか。
IMG_0873ドクゼリ?

ヤマブキショウマだと思います。
IMG_0874ヤマブキショウマ

ヤマオダマキ
IMG_0878ヤマオダマキ

ミヤコグサ。
変わった花ですが、実は以前何故か二子玉川公園の原っぱに生えていました。
IMG_0877ミヤコグサ


これは、公園の外側、伊南川の川岸に咲いていたムシトリナデシコです。
IMG_0862ムシトリナデシコ

結構たくさん花があって、思ったより長居しました。
駐車場を出て帰りかけると、すぐ隣に板倉群が唐突にありました。
昔の桧枝岐村の倉のレプリカのようです。
IMG_0892
桧枝岐村は土が取れなかったので土蔵は作れず木の板で作ったらしいです。いくつかの工法があるらしく、それぞれの工法で作られた倉が数棟建てられていました。
IMG_0894
IMG_0896
IMG_0897
木造ですから火災の恐れがあるため、家から離れた畑などに建てられたとのことです。

板倉群を出てしばらく行くと桧枝岐村ともお別れです。その先でも寄り道しましたが、それはまた明日書きます。

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昨日、ニッコウキスゲを見に尾瀬に行ってきました。
尾瀬にはこれまで何回か行ったことがありますが、鳩待峠から入るコースばかりでした。今回、初めて福島県桧枝岐村の沼山峠から入り尾瀬沼を巡りました。何故今回こちらにしたかというと、まあ一度は尾瀬沼に行ってみたいという気持ちもありましたが、大きな理由は、ネットで鹿害で尾瀬ヶ原のニッコウキスゲはほとんどないという記事を読んだからでした。私がニッコウキスゲの時季に尾瀬ヶ原に行ったのは、もう10年も前になりますが、その時も昔より減ったと言われていました。さらに減ったとするとちょっと残念なので、今回は福島県側の大江湿原にしたわけです。
ちなみに、今回ビジターセンターに寄ってその辺りのことを訊いてみたところ、50年前よりは減っているけれど、10年前と比べてそんなにひどい状況ではない、むしろ多少回復しているかも、とのことでした。ガセネタだったようです。
さて、東京からのアクセスは鳩待峠より悪いです(鳩待峠も遠いですが)。朝3時半スタート、8時ぐらいにシャトルバスが出る御池駐車場に着く予定でしたが、7:20とかなり早く着きました。
IMG_0591
シャトルバスは30分おき、せっかく7:20に着いたのに、トイレとかでモタモタしていて7:30のバスは逃し、結局8:00のバスになりました。
バスで沼山峠に向かう途中、眼下にブナの原生林が垣間見えました。
IMG_0593
15分ほどで沼山峠に着きました。
土曜日でしたので、かなりの混雑を覚悟していましたが、思ったほどではありませんでした。
鳩待峠からは、尾瀬ヶ原に向けて一気に下りますが、沼山峠から大江湿原までは、一旦山を登ります。
IMG_0598
登りは10分程度でしょうか、特に急な坂ではありません。その後下りとなります。
途中の山道に咲いていた花です。
ゴゼンタチバナ↓
IMG_0803ゴゼンタチバナ
ハナニガナ↓
IMG_0606ニガナ
ギンリョウソウ↓
IMG_0808ギンリョウソウ
赤城の牧場にもありました。光合成をしない植物です。
こんなに大きくなったのは初めて見ました。↓
IMG_0806ギンリョウソウ
花が小さいけどヨツバヒヨドリだと思います。↓
IMG_0801ヨツバヒヨドリ

ダラダラと20分程度下ると、木の間から大江湿原が見えてきました。
IMG_0608
おお、ニッコウキスゲ、咲いてますねえ。
IMG_0619大江湿原
IMG_0631
IMG_0640
それからワタスゲも
IMG_0634
IMG_0616ワタスゲ
ワタスゲをこんなにたくさん見たのは初めてです。
10年前ニッコウキスゲを見に来た時は、もうワタスゲは少ししか残っていませんでした。水芭蕉の季節は、ちょっと早すぎたし。
あそこで群生しているのはコバイケイソウです↓
IMG_0635
猛毒です。トリカブト並みです。トリカブトは根だけですが、コバイケイソウはどこを食べても死ぬらしいです。
木道も花に囲まれています。
IMG_0633
IMG_0625コバイケイソウとニッコウキスゲ
小川が流れています。大江川というらしいです。
IMG_0641
IMG_0679

大江湿原には池塘がないですね。尾瀬というと池塘のイメージがある人が多いのではないかと思いますが・・・。アヤメ平にもあったのにここにはありません。ちょっと寂しい。

燧ケ岳です。
IMG_0681
至仏山は見えないみたいです。尾瀬ヶ原は両方見えますが・・・。この点も寂しい。

尾瀬にはヒオウギアヤメとカキツバタがあります。
アヤメは乾いた土地に生育しますが、ヒオウギアヤメは湿地に生育するんですね。
ヒオウギアヤメです。
IMG_0701ヒオウギアヤマ
ヒオウギアヤメはたくさんありますが、カキツバタはあまりありませんでした。
こちらがカキツバタ。
IMG_0702カキツバタ
似ていますが、茎が二股に分かれているのがヒオウギアヤメです。

その他見つけた花です。
↓シロバナハナニガナ、さっきのハナニガナの白いやつです。
IMG_0646シロバナハナニガナ
↓カラマツソウ
IMG_0653カラマツソウ
↓ハクサンチドリ
IMG_0613ハクサンチドリ
ハクサンチドリにアキアカネがとまっています。
IMG_0691ハクサンチドリとアキアカネ
↓サワラン
IMG_0658サワラン
↓ヤアオダマキ
IMG_0729ヤマオダマキ

↓ノアザミ
IMG_0706ノアアミ
尾瀬沼の固有種、オゼヌマアザミというのがあるらしいのですが、見つかりませんでした。

尾瀬沼が見えてきました。
IMG_0627大江湿原から尾瀬沼をいる

尾瀬沼と燧ケ岳、もうすぐ尾瀬沼休憩所です。
IMG_0709尾瀬沼と燧ケ岳

その前に大江湿原を振り返る。
IMG_0710大江湿原

尾瀬沼休憩所、尾瀬沼の山小屋、長蔵小屋です。
IMG_0755
ここには、山小屋の他、売店や食堂、ビジターセンターなどがあります。
実は、大江湿原を歩いている途中で、右足の小指が強烈に痛くなりました。もともと、先日の先日の美ヶ原でやっちまって、爪が紫色になっていたのですが、それが悪化しました。あの20分ぐらいの下り坂でダメージを受けたのだと思います。いつもはあまりゆっくり休憩は取らないのですが、昼食後、売店で水出しアイスコーヒーを飲んでゆっくりしました。

長蔵小屋の前にある湧き水です。持参のペットボトルの水を入れ替えました。
IMG_0756長蔵小屋前の湧き水

裏手には長蔵小屋の食堂があります。
IMG_0713
食堂につながって休憩所もあるのですが、ガイドの人(私のガイドというわけではありません)の話によると、この休憩所が開放されていることは滅多にないそうです。
これが休憩所です。何故か舟が幅を利かせています。
IMG_0718休憩所内
そしてその横には昔尾長蔵小屋が残っています。
IMG_0717
写真はありませんが、長蔵小屋の別館もあります。
休憩所からの尾瀬沼の眺めです。
IMG_0720IMG_0722瀬沼と燧ケ岳
IMG_0724尾瀬沼

ここにはたくさんの花が咲いています。自生しているものもありますが、長蔵小屋が栽培しているものもあるようです。
↓テガタチドリ
IMG_0711テガタチドリ
湿原にはハクサンチドリがありましたね。大江湿原にはノビネチドリというのもあるらしいのですが見つかりませんでした。
↓ニッコウキスゲ
IMG_0730ニッコウキスゲ
↓ヒメサユリ
IMG_0731ヒメサユリ
↓ヤマオダマキたくさん。
IMG_0739ヤマオダマキ
↓シラネニンジンかと思います。
IMG_0740シラネニンジン
↓ヘビイチゴの実ができています。ヒメヘビイチゴというやつかもしれません。
IMG_0768ヒメヘビイチゴ
↓ハナニガナ
IMG_0769ハナニガナ
湿原にもありましたが、こんなにたくさん密集しているということは、やはり育てているのでしょうか?

当初の予定では沼の周辺を少し散策するつもりでしたが、指が痛すぎて無理なので帰りました。早くサンダルに履き替えたい!

おまけ
エゾイトトンボの夫婦です。
IMG_0746エゾイトトンボ(つがい)

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