昨日、赤城山にある白樺牧場にツツジを見に行ってきました。

ここにはたくさんのツツジが群生しています。ツツジの名所はたくさんありますが、多くは人が植えたもので、自生するツツジがこれほど見られるところは多くは無いと思います。
牧場は、普段立ち入り禁止で、道路に近い一部分しか見られませんが、ツツジの季節にはツアーが組まれ、禁止区域にも入ることができます。
昨年も行ったのですが、その時は霧と雨、それはそれで幻想的な風景で良かったのですが、やはり天気のいい時にも見たかったので。
昨日は、昼ぐらいに雲が出ますが朝は晴天でした。
白樺牧場は、昔は牛を放牧する牧場でしたが、今は廃業し前橋市が管理しています。牛はいませんんが、観光用に羊を飼っています。品種としては食用の羊ですが、観光用ですので食べられることのないラッキーな連中です。

黒いのは子羊です。

今牧場に咲いているツツジはヤマザクラ↓

そして、まだ見ごろと言うには早いですが、レンゲツツジが咲き始めています。↓

ツアースタート。歩き始めて左手の風景は(下の写真)牧場の外、道路を隔てたところのツツジ群生地。ヤマザクラが中心なので満開です。

一方右手の牧場の中を見ると・・・

レンゲツツジが中心でちょっと物足りない。
先にネタバレしてしまいますと、レンゲツツジは日向を好み、ヤマツツジは日陰を好みます。上の写真は放牧場で日当りがいいためほとんどがレンゲツツジ、時期的にまだ蕾が多いです。ツアー後半は森の中に入りますのでヤマツツジ中心となり、今まさに全盛期を迎えています。
立入り禁止区域に入りました。放牧場の端を歩いていきます。森側はヤマツツジが満開ですが、

牧場側は枝が目立ちます。

多くの場合、花は標高の低い方から高い方へ開花が進みますが、ここは上の方が先に咲きます。この放牧場は大昔は湖の底だったらしく周りより低くなっているのですが、逆に冷気が溜まり易いため気温が低いそうで、レンゲツツジの中でも開花がいちばん遅くなっています。
だから少し高いところにあるレンゲツツジはある程度咲いてますね。

ところで、レンゲツツジの名前の由来ですが、蕾がラーメンの蓮華に似ているからだそうです。

さて、ここは白樺牧場という名ですが、植生的に白樺は標高1,200mぐらいから下、ダケカンバはそれより上と言われています。ここの標高は1,400mぐらいなので実際にはダケカンバの方が多いと思われます。でも一応両方あります。
下の写真で、仲良く2本並んだ木の左がシラカバ、右がダケカンバです。ダケカンバは樹皮が剝けるのが特徴です。

これはアカゲラの巣。

所々で白い花を咲かせているのはズミです。


ズミより木の数は少ないですが、ミヤマザクラも白い花を咲かせています。


この辺のレンゲツツジは良く咲いている。




さざれ石です。

さざれ石とは小さな石のことです。国歌に「さざれ石の巌となりて」、つまり小さな石が集まって大きな岩となるとありますので、写真のように大きくなったものをさざれ石と思いがちですが、あくまで元の小さい石がさざれ石のようです。
このさざれ石に昇ると良い見晴です。

さざれ石から見た地蔵岳↓

さざれ石から見た黒檜山↓

さざれ石の周りに咲いていたノミノフスマ↓

同じくムラサキサキゴケ↓

ところで、ヤマツツジとレンゲツツジの見分け方ですが・・・
先に日陰を好むヤマツツジと日向を好むレンゲツツジと書きましたが、日向に咲くヤマツツジも日陰に咲くレンゲツツジもあります。多くの場合レンゲツツジの花はオレンジでヤマツツジは赤ですが、これも100%ではありません。花の大きさと葉の形状・大きさで見分けるのが一番確実なようです。
レンゲツツジ↓

ヤマツツジ↓

右は赤、左はオレンジっぽいですが、両方ヤマツツジです↓

ツツジもきれいでしたが、新緑も目に優しかったです。


これはヘビノボラズという木。トゲがあって蛇が上らないそうです。

朝方は晴れていましたが、昼近くになると雲が出てきました。ツツジや木々も鮮やかさにしっとり感が加わりました。


アナグマの集合住宅です。

アナグマが食べ残した鹿の足↓

アナグマが鹿を襲ったわけではなく、死んだ鹿を持ってきたものと思われます。
ズミは折れても花を咲かせます。木の皮を通って水を吸い上げるので、正に皮一枚つながっていれば生きるそうです。

ここで、ツアーはコーヒーブレイクを取っています。コーヒーとバームクーヘンが配給されました。昨年は来たときは雨だったため、これはありませんでした。
森に入ります。

ヤマツツジの咲き乱れる森をご覧ください。




↓千手観音と呼ばれるミズナラ。

↓写真だとわかりづらいかもしれませんが超真っ赤です。


↓ミヤマザクラとヤマツツジ

森を抜けました。

黄色い絨毯はヤマガラシです。外来種です。カラシナの一種なわけですが、強い繁殖力で他の植物を駆逐するので「山枯らし」とかけられるようです。
これも黄色ですが、こちらはキンポウゲ。

再びレンゲツツジの野です。

やはり低地のレンゲツツジはあまり咲いていません。あと1週間もすればここも見事な蓮華の海となることでしょう。でも、その頃にはヤマツツジが終わってるんですね。

ただ冷気が溜まる低地から少し上がると、様子が全く違います。左手の斜面、良く咲いてますね。あれも同じレンゲツツジです。

あの斜面は見晴山といって、上には展望台があります。ツアーでは行きません。私はツアー後に一人で登ってみましたが、その話はまた後日。
秘密の立ち入り禁止地区から出てスタート地点の案内所へ向かいます。

いよいよツアーも終わりです。とは言え、案内所への道でも最後の最後までツツジたちは絶景を楽しませてくれました。


余談ですが、案内所には、自生しているのでなく植えられたものだと思うのですが、ドウダンツツジが咲いていました。

これは東京でもよく植えられていますね。
↓こちらはサラサドウダン。これは私にとっては珍しい。

大沼湖畔の3つのお店のオーナーさんがガイドをしてくださるのですが、持ち回りでそのお店のランチがツアーに付いています。
今回は「バンディ塩原」さん。メインは筍とワカサギのスパゲティでした。





ここにはたくさんのツツジが群生しています。ツツジの名所はたくさんありますが、多くは人が植えたもので、自生するツツジがこれほど見られるところは多くは無いと思います。
牧場は、普段立ち入り禁止で、道路に近い一部分しか見られませんが、ツツジの季節にはツアーが組まれ、禁止区域にも入ることができます。
昨年も行ったのですが、その時は霧と雨、それはそれで幻想的な風景で良かったのですが、やはり天気のいい時にも見たかったので。
昨日は、昼ぐらいに雲が出ますが朝は晴天でした。
白樺牧場は、昔は牛を放牧する牧場でしたが、今は廃業し前橋市が管理しています。牛はいませんんが、観光用に羊を飼っています。品種としては食用の羊ですが、観光用ですので食べられることのないラッキーな連中です。

黒いのは子羊です。

今牧場に咲いているツツジはヤマザクラ↓

そして、まだ見ごろと言うには早いですが、レンゲツツジが咲き始めています。↓

ツアースタート。歩き始めて左手の風景は(下の写真)牧場の外、道路を隔てたところのツツジ群生地。ヤマザクラが中心なので満開です。

一方右手の牧場の中を見ると・・・

レンゲツツジが中心でちょっと物足りない。
先にネタバレしてしまいますと、レンゲツツジは日向を好み、ヤマツツジは日陰を好みます。上の写真は放牧場で日当りがいいためほとんどがレンゲツツジ、時期的にまだ蕾が多いです。ツアー後半は森の中に入りますのでヤマツツジ中心となり、今まさに全盛期を迎えています。
立入り禁止区域に入りました。放牧場の端を歩いていきます。森側はヤマツツジが満開ですが、

牧場側は枝が目立ちます。

多くの場合、花は標高の低い方から高い方へ開花が進みますが、ここは上の方が先に咲きます。この放牧場は大昔は湖の底だったらしく周りより低くなっているのですが、逆に冷気が溜まり易いため気温が低いそうで、レンゲツツジの中でも開花がいちばん遅くなっています。
だから少し高いところにあるレンゲツツジはある程度咲いてますね。

ところで、レンゲツツジの名前の由来ですが、蕾がラーメンの蓮華に似ているからだそうです。

さて、ここは白樺牧場という名ですが、植生的に白樺は標高1,200mぐらいから下、ダケカンバはそれより上と言われています。ここの標高は1,400mぐらいなので実際にはダケカンバの方が多いと思われます。でも一応両方あります。
下の写真で、仲良く2本並んだ木の左がシラカバ、右がダケカンバです。ダケカンバは樹皮が剝けるのが特徴です。

これはアカゲラの巣。

所々で白い花を咲かせているのはズミです。


ズミより木の数は少ないですが、ミヤマザクラも白い花を咲かせています。


この辺のレンゲツツジは良く咲いている。




さざれ石です。

さざれ石とは小さな石のことです。国歌に「さざれ石の巌となりて」、つまり小さな石が集まって大きな岩となるとありますので、写真のように大きくなったものをさざれ石と思いがちですが、あくまで元の小さい石がさざれ石のようです。
このさざれ石に昇ると良い見晴です。

さざれ石から見た地蔵岳↓

さざれ石から見た黒檜山↓

さざれ石の周りに咲いていたノミノフスマ↓

同じくムラサキサキゴケ↓

ところで、ヤマツツジとレンゲツツジの見分け方ですが・・・
先に日陰を好むヤマツツジと日向を好むレンゲツツジと書きましたが、日向に咲くヤマツツジも日陰に咲くレンゲツツジもあります。多くの場合レンゲツツジの花はオレンジでヤマツツジは赤ですが、これも100%ではありません。花の大きさと葉の形状・大きさで見分けるのが一番確実なようです。
レンゲツツジ↓

ヤマツツジ↓

右は赤、左はオレンジっぽいですが、両方ヤマツツジです↓

ツツジもきれいでしたが、新緑も目に優しかったです。


これはヘビノボラズという木。トゲがあって蛇が上らないそうです。

朝方は晴れていましたが、昼近くになると雲が出てきました。ツツジや木々も鮮やかさにしっとり感が加わりました。


アナグマの集合住宅です。

アナグマが食べ残した鹿の足↓

アナグマが鹿を襲ったわけではなく、死んだ鹿を持ってきたものと思われます。
ズミは折れても花を咲かせます。木の皮を通って水を吸い上げるので、正に皮一枚つながっていれば生きるそうです。

ここで、ツアーはコーヒーブレイクを取っています。コーヒーとバームクーヘンが配給されました。昨年は来たときは雨だったため、これはありませんでした。
森に入ります。

ヤマツツジの咲き乱れる森をご覧ください。




↓千手観音と呼ばれるミズナラ。

↓写真だとわかりづらいかもしれませんが超真っ赤です。



↓ミヤマザクラとヤマツツジ

森を抜けました。

黄色い絨毯はヤマガラシです。外来種です。カラシナの一種なわけですが、強い繁殖力で他の植物を駆逐するので「山枯らし」とかけられるようです。
これも黄色ですが、こちらはキンポウゲ。

再びレンゲツツジの野です。

やはり低地のレンゲツツジはあまり咲いていません。あと1週間もすればここも見事な蓮華の海となることでしょう。でも、その頃にはヤマツツジが終わってるんですね。

ただ冷気が溜まる低地から少し上がると、様子が全く違います。左手の斜面、良く咲いてますね。あれも同じレンゲツツジです。

あの斜面は見晴山といって、上には展望台があります。ツアーでは行きません。私はツアー後に一人で登ってみましたが、その話はまた後日。
秘密の立ち入り禁止地区から出てスタート地点の案内所へ向かいます。

いよいよツアーも終わりです。とは言え、案内所への道でも最後の最後までツツジたちは絶景を楽しませてくれました。


余談ですが、案内所には、自生しているのでなく植えられたものだと思うのですが、ドウダンツツジが咲いていました。

これは東京でもよく植えられていますね。
↓こちらはサラサドウダン。これは私にとっては珍しい。

大沼湖畔の3つのお店のオーナーさんがガイドをしてくださるのですが、持ち回りでそのお店のランチがツアーに付いています。
今回は「バンディ塩原」さん。メインは筍とワカサギのスパゲティでした。




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