昨日は中野坂上の「天ふね」にランチを食べに行きました。
台風から変わった熱帯低気圧の影響で天気は悪かったのですが、中野坂上在住の知り合いと約束していたので決行しました(現役で働いている人なので、私のようにいつでもOKというわけにはいかないですから)。
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以前、徳光さんのバス旅でやっていたので、いつの日か、と狙っていました。
その時の写真が店の外の壁に貼られていました。普通は店の中に貼っているところが多いですが、店の外です。
IMG_3357戸田恵子小倉久寛
徳光さんとりっちゃんと一緒に来たのは、戸田恵子さんと小倉久寛さん。
その他来店した業界人は、きたろうさん
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それから倉本康子さんと吉田類さん。IMG_3359倉本康子 吉田類
吉田類さんは酒場詩人、倉本康子さんはモデルやレポーターをやってます。

いつものことですが、今回も食べ物の写真を撮るのは忘れました。天丼を食べました。アナゴ入りで1,000円。アナゴ無しだと850円。おいしいです。この値段でこの味は絶対お得。
店の中は狭く、カウンターが4席か5席、4人掛けテーブルが一つ。2階席もあるようですが。1階については、我々がいる間はずっと満席状態。

ランチ後は私一人で中野坂上散歩。悪天候と書きましたが、実際はやんでいるか傘がいらないくらいの小降りの状態が大半、時折ザーッと降りますが、5分か10分雨宿りすればOKでした。
まず行ったのは宝仙寺。平安時代建立の古刹です。
山門は仁王門となっています。

IMG_3361宝仙寺
本堂です。
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左手には三重塔。
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三重塔の隣にあったのは石臼塚。
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ちかくの神田川には、かつて水車がたくさんあり、そば粉を挽いており製粉の大拠点だった。後に機械化され使われなくなった石臼が道端に放置されていたが、それを当山の和尚さんが供養するためこの石臼塚を作ったとのことです。
また、堀江家のお墓もありました。
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堀江家というのは、越前から中野にやってきて、1555年から中野の開発に着手、当地の発展に寄与した一族のようです。
宝仙寺には御朱印があったのですが、御朱印帖を持っていなかったので、また次の機会に頂きます。

次に行ったのは成願寺。山手通りを歩いて行くと竹垣で囲まれて一角が見えてきます。
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山門です。

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珍しい形の山門です。これに似たものを以前遠野で見たことがあります。
遠野についてはこちらをクリック☞遠野のブログ
境内にはたくさんの石像があります。まず山門を入って正面に六地蔵。
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↓ほほえみ観音
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↓不動明王
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↓阿弥陀如来
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↓馬頭観音
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そして、境内のあちこちに点々と置かれているのは羅鑑像です。羅漢とはお釈迦様の弟子のうち、高い悟りの境地に達した出家修行者です。仏教を護持しようと誓った16人を十六羅漢といいますが、今回は13人しか見つかりませんでした。(14人目も見つけた気がしますが、写真は撮り忘れたようです)
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↓こちらが本堂です。
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開山堂(竜王閣)です。
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その隣にあるのは圓通閣=百観音堂です。
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その名の通り、百観音が祀られています。西国33か所、坂東33か所、秩父34か所、合わせて100か所の観音霊場がありますが、ここ1か所にお参りすれば100か所全てを巡礼したのと同じ功徳が得られます。
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またここには中野とこのお寺の成り立ちについての絵本が置かれています。
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何冊も置かれており、おそらく「ご自由にお持ちください」パターンだと思いますが、私のようなものが頂戴するのも申し訳ないので立ち読みしました。話の要約は・・・(記憶違いもあるかも)
「昔、鈴木九朗という武士がここに住みつき百姓となった。ある日お金を作るため馬を売りに出かけた。途中浅草の観音様に立ち寄り、馬が高く売れるようお願いをした。その際、願いを聞き入れてくれたら、受け取ったお金の中に『大観通宝』が混ざっていたら、それを観音様に差し上げると約束した。果たして、馬は予想以上に高く売れたのだが、受け取ったお金は全て
『大観通宝』だった。観音様との約束を守るなら、馬のお金全てを差し上げなければならない。九朗は迷った挙句、やはり約束は守らねば、と全てを観音様に差し上げた。一文無しで家に戻ると、家に黄金があり大金持ちになった。観音様のご褒美でしょう。九朗はそれを使い仕事をし、中野の発展にも寄与した。ところがある日、一人娘が死んでしまう。九朗は悲しみに暮れ、これまでの成功が全く幸せではなかったと感じる。そしてこれからは、残りのお金を使って、みんなが喜ぶことをしようと決心した。そして、お坊さんに弟子入りし、家をお寺に建て替えた。それがこの成願寺だ」

600年ほど前の話らしいので、先ほどの宝仙寺の堀江家よりも150年ほど前の話のようです。
こちらが鈴木九朗さんのお墓。
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ここ成願寺は鍋島家の菩提寺となっているとのこと。鍋島藩と言えば、今の佐賀県で、江戸時代最先端の科学技術を持った藩であったことで有名、その菩提寺?と思いましたが、ここの鍋島家は支藩の蓮池藩の鍋島家でした。
こちらがお墓。
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お墓の他、鍋島地蔵もありました。
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さて先述の通り、心配された雨は全く問題ありませんでした。曇りだったので日差しが遮られていたので暑さもその分だけ楽でしたが、湿度が高かったため汗だらだらでした。

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